探偵が行う調査内容を紹介

探偵が行う調査内容、探偵入社後の仕事内容とは？

探偵の仕事と聞くと、やはり多くの人が調査活動を思い浮かべるのではないでしょうか。
実際探偵の業務の中でも大きな割合を占めるのが、依頼者からの調査依頼に基づいた現場での調査です。

調査の内容はさまざまですが、特に多いのは浮気・不倫調査や素行調査です。
その他にも、人探し（所在調査）、ストーカー被害の証拠収集、盗聴器や盗撮機器の発見調査といった依頼もあります。
依頼内容によって調査の目的や手法は大きく異なりますが、共通しているのは証拠を押さえることが重要だという点です。

探偵は以下のような調査手法を駆使して、正確な情報収集を行います。


たとえば浮気調査であれば、対象者の行動を尾行して、浮気相手と接触する場面やラブホテルへの出入りといった裁判でも使えるような決定的な証拠を写真や動画で記録します。
対象者に気づかれないようにするためには、変装や車両の活用など、工夫と経験が求められます。

また、素行調査の場合は対象者の普段の行動を把握したり、どんな人とどこで会っているかを確認したりすることが目的です。
企業が社員の勤務実態を確認するケースや、結婚前に相手の人柄を調べる婚前調査などもこれに含まれます。

人探し調査（所在調査）は、連絡の取れなくなった家族や知人、債務者などの居場所を探すものです。
過去の情報や人間関係を手がかりに聞き込みや資料調査を行い、現在の足取りを追っていきます。

調査はただ現場に行って対象を追えばよいというような単純なものではありません。
事前に対象者の情報を整理して無理のない調査プランを立てたり、天候や交通状況、突発的な動きにも臨機応変に対応しなければならず、現場では高い集中力と判断力が求められます。

このように探偵の仕事は高度なスキルと準備が必要な専門職なのです。


探偵が行う調査以外の業務内容とは？

探偵の業務内容を紹介探偵入社後の仕事内容

とはいえ、探偵の業務内容は調査だけに限られているわけではありません。

実際には調査を支えるための業務や事務的な仕事も多数あります。

探偵の調査以外の業務は

と多岐に渡ります。

探偵の求人情報を見てみると、調査員だけではなくこういった事務員などの人員を募集していることも珍しくありません。

中でも、特に調査後の証拠整理や、依頼者へ提出する報告書の作成はとても重要です。
なぜなら、報告書は調査の内容をすべて表す結果そのものだからです。
調査で得た証拠と報告書をキチンと用意していなければ、探偵事務所の評判は下がってしまうでしょう。
また、報告書がいい加減なものであれば、トラブルになってしまうこともあります。
反対に、調査の報告書が依頼者の希望通りであれば探偵事務所の評価は上がりますから、今後の集客に期待できる可能性も高まります。
調査だけではなく、このような報告書を作成する仕事も、探偵事務所の信頼に影響する大事な仕事なのです。
なお、証拠の整理や報告書作成の書式といったものは、探偵事務所に入社すると、早い段階から説明と作成方法を指導されることがほとんどだそうです。

また、これらの業務のほかにも探偵事務所には営業業務というものがあります。
基本的に探偵は、訪問販売などが出来る商品を取り扱っているわけではなく、サービスを提供する仕事です。
探偵事務所の行う営業活動は、想像する地道な営業活動とはまた違うでしょう。
探偵の営業はサービスを知ってもらい、未来の依頼者にアピールをしなければいけません。
探偵事務所の営業活動は、どうやって効果的に依頼者に自分達の事務所を知ってもらうかを、試行錯誤する必要があるため、アイデアマンは重宝されるかもしれません。